携帯用小さいミニサイズ洗濯板 桜天然木使用 旅行や出張に

洗濯は、洗濯機でするのが普通になっていますが、家電製品が普及する前は洗濯板を使っていました。存在は知っていても使ったことがないという方も多いのではないでしょうか。

 

今はほとんど見なくなった、昔ながらの洗濯板を小さくしたら大ヒットしたという商品があります。作っているのは高知県須崎市にある株式会社土佐龍という会社。この小さい洗濯板は年間3万枚売れているそうです。

 

洗濯機という便利なものがあるのにあえて洗濯板を使うというのはなぜなのでしょうか。この洗濯板の特徴は今までのものと比べると4分の1ほどの小さいサイズだということ。値段は1,280円。生産が追いつかないほど売れているんだとか。

 

洗濯と言えば洗濯機。今は洗濯板はほとんど使わないと思っていたのになぜヒットしているのか。子供がクラブ活動しているお母さんなどに需要があるようです。頑固な土汚れのついた靴下は洗濯機では落ちず、洗濯板だと落ちやすい。部分的な汚れを落とすものなので洗面器で使えるサイズにしている。スポーツやアウトドアで靴下や服にこびりついた汚れは洗濯機ではなかなか落ちない。落とせない。かといって昔の洗濯板は使いにくいので洗面器サイズの小さな洗濯板にしている。

 

でもそんなにきれいになるのか疑問ですよね。完全に汚れを落とすことは難しいかもしれないけど洗濯板を使うことでだいぶ綺麗になります。テレビの番組で、用意した泥まみれの靴下で実験していましたが、洗濯機だと落ちなかったのが洗濯板だときれいになっていました。

 

土佐龍の洗濯板は小さくしただけでなく洗浄力アップの細かい工夫がされています。溝がカーブしているので洗剤の泡が留まりやすい。昔の洗濯板は線が直線だったので水や洗剤の泡が比較的多く流れ落ちてしまっていました。

 

またゴシゴシ洗うと生地が痛むという心配がありますが、この洗濯板は痛まないのはどうしてか。桜の木を使っているからで洋服の生地をひっかけない性質があります。桜はきめが細かく滑らかなのでデリケートな絹も洗える特徴があります。本来ならば桜は高級木材でコストがかかりますが、木製のいろんな製品を作っている会社なので、木材を余すことなく使い切るので、無駄が一切無いからコストの高い桜を使えます。さらにはより小さい、手のひらに収まるスマホサイズの洗濯板も発売されていて驚きました。ミニサイズの洗濯板は、合宿や旅行、長期の出張などに携帯すれば重宝しそうですね。